お問い合わせ
Tel. 0279-72-5501
お問い合わせフォームはこちら

十の間

十の間。それは壺中天?別天地。
引き戸でありながらホテルと同様のプライバシーを保つドア。
部屋に向かって歩み寄る時から、すでに空間の劇は始まる。
アプローチの洗練。
十の間各々に書院がつき、内風呂と露天風呂がつく。


古典模様を刻んだ組子の白障子が奏でる陰影。
漆塗りの洗面室の気品。
呼出音さえ鼓の音という優雅さ。
心尽しの料理に舌鼓を打てば、
古えの香りほのかにたゆたい、
游子は金蒔絵に掃かれた雲となって、
大和のこころを遊ぶ