銀燭秋光冷畫屏
輕羅小扇撲流螢
「秋夕」杜牧
白河砂を敷いた欄干を渡る。すでにここは秀麗の閣。
廊下正面には英国の先哲にして優れた教育者、フランシス・ベーコンの胸像。
そう、この室もまた、和洋二つの建築文化の真髄が忠実に再現されている。
奥の間は慈照寺銀閣に倣った和室である。
茶室正面の壁には銀箔をほどこし、床柱は金銀砂子漆塗り。
精緻な組子の線がすがすがしい白障子と調和して、
しっとりとした優美さを奏でている。
また、二つの洋室は、大英帝国全盛のヴィクトリア朝の後を継ぎ、未だ栄光の光を放つエドワード朝リージェンシー時代の様式を丹念に造り上げている。
照明器具、家具調度類はブルゴーニュ地方の職人が腕を振るった見事なものだ。
?? 国を隔て、時を隔てた空間に遊ぶ愉楽。
貴賓室の名にふさわしい贅。
- 部屋タイプ:和室
- 広さ:110~115平米
- 定員:1~6名
- 階数:1階
- 間取り:和室12帖+ダイニング+ツインベッドルーム+露天風呂付