春宵一刻値千金
花有清香月有陰
「春夜」蘇軾
十六世紀末、京都。
黄金を散りばめ、無比の城郭風邸宅として建築された聚楽第は、完成からわずか七年で姿を消す。
十八世紀、フランス。
そこにはルイ王朝の華、ヴェルサイユ宮殿が絢爛と装飾美を花開かせていた。
金閣には、和洋二つの様式美が鮮やかに再現されて、対比の妙を見せる。豪壮な安土桃山文化の精髄、幻の聚楽第をイメージした和室。
床柱には千生瓢箪を蒔絵であしらい、壁の金箔が華やかさの中にも風情を滲ませている。
さて、ルイ王朝スタイルの洋室は二室。
ゴブラン織りのタペストリーを壁にめぐらしたダイニングルーム、そしてベッドルーム。
照明器具も家具調度もすべて、イル・ドゥ・フランス地方の職人に特注したものである。
金飾りにただようのはバロックの荘重さ、華麗さ。
?? 一つのの閣に、二つの夢。
- 部屋タイプ:和室
- 広さ:110~115平米
- 定員:1~6名
- 階数:2階
- 間取り:和室12帖+ダイニング+ツインベッドルーム+露天風呂付