松竹に紅梅固き蕾かな
瓦全
松籟を聞く。よきことの訪れる予感。
翠竹を見る。すがすがしき気配。
梅を愛でる。香気、ことのほか。?松竹梅。
松竹は、冬のさ中に粛然と緑を保ち、梅は寒気をついて蕾をほころばす。
それ故に古来、「歳寒の三友」と称し、寿ぎの時に賞せられてきた。
松竹梅の間は、この三樹を意匠とし、
素材として、典雅な和の風情を漂わせている。
入口に掛けられた白錆竹染付「松濤図」に注がれた工匠の巧みな技。
一の間と二の間を仕切る襖絵「蔦に竹図」が、
この間の格調をさらに高めている。
淑気満つる室である。
- 部屋タイプ:和室
- 広さ:75~80平米
- 定員:1~6名
- 階数:1階
- 間取り:和室8帖+8帖+広縁+書院+露天風呂付