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十の間

鳥

ふくろうに真紅の手鞠つかれをり
楸邨

入口正面に見事な木彫がある。
三羽の母子ふくろうが、おだやかな表情をたたえて森に憩っている。柔らかな曲線とふっくらとした量感。みずみずしい描写力。
樹齢約五百年、さらにその後のおよそ五百年を北の原野の河床に埋れ木となって眠っていた楡の古木に、アイヌの名匠が入神の技で彫り込んだ。
この間は、森の智者といわれるふくろうをモチーフにして造られている。槐丸太の曲木や、襖の腰板の山並が静想の森をイメージさせる。
落掛と呂束に彫られた小ぶりのふくろうが愛らしい。和の情緒とともに造形の美しさを堪能できる室である。

  • 部屋タイプ:和室
  • 広さ:50~55平米
  • 定員:1~3名
  • 階数:1階
  • 間取り:和室10帖+書院+露天風呂付